I  ~アイ~


もうすぐで君を連れてゆく 夕暮れ時のいつもの電車の時間

ばたついて仕度をする君は わずかな香りと寂しさだけを忘れて帰る

 

昨日 君が現れたはずの改札口は 君を呑込んでいくんだ

別れ際の最後のキスで悲しい言葉を無理に閉じ込めていた

 

2人を引き離すものはなんだろう?考えていたら夜が街を包むよ

 

いつも 寂しさに負けないように そっと君に想いの花束を

形がなく 証拠がなくとも 君の髪をなでる風のように

感じておくれ 狂おしい程 I miss you

 

お互いが存在する事で愛しさ寂しさ生まれてくるとして

寂しさが多くを占めたなら 愛しさはいつか居場所をなくすだろうか

 

「そんな事ないよ」と抱きしめて

寂しさがまた愛しさ生むと教えてよ

 

いつも 悲しみに負けないように そっと君に言葉の花束を

不揃いで 彩りの欠けた言葉だけど 精一杯届けたい 

けして枯れない 君がいる限り I for you

 

「私」という存在はあなたに「愛」と呼べる何かを与えているだろうか

電車の中眠る 君の隣にいなくとも いれなくとも

 

いつも 寂しさに負けないように ずっと君に想いの花束を

形がなく 証拠がなくとも 君の髪をなでる風のように

感じておくれ 狂おしい程 I miss you

そして I love you